ここで著者がいう「カースト」とは、同級生の間での地位の差のことをいうらしい。我々にとってなじみの薄いカーストと言う言葉を使ったのは何故だろうか。日本の地位の差の言葉を使ったら生々しくなるからか?
それはともかく、教室内で、活発なグループと、仲間はずれになるような子供たちが別れることは私も経験している。この本では、3つのグループに分けている。
この本を読んでみて、ヒンズー圏でのカースト制度、さらには、日本、もっとさらには猿などにもあるこうした上下関係のグループ化が高等動物の社会上必然性を帯びているのかどうか、ということに興味を持った。この本は、学校の中のカーストに焦点を当てている、というか、そこに興味が100%行っているようなので、残念ながら、人間社会でのカースト化の必然性や猿などのカースト化には言及がない。
多分、私の興味とは土俵が違うのだろう。
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