あのビッグ倒産、林原の専務直筆の破綻のストーリーがとても生々しく描かれている。果たしてこの破綻は何だったのか?いままで何も知らなかったことが恥ずかしい。林原は、つぶれるべくしてつぶれたのではない。つぶされたのであった。
銀行とは?弁護士とは?何気なく我々が持っているイメージとはかけ離れたものであることをこの本は教えてくれる。マスコミが思考停止しているという指摘も、納得のいくものであった。
思考停止している人間たちと関わりを持って生きたくはない。しかし、関わりを避けるべく、何もしないという人生を歩みたくもないし(これは、著者がそう言っているのではない。私がそう思ったのである)、それは、思考停止している人間に負けるということだろう。
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