ソニーに就職し、ソニーでVAIOの開発などを任され、事業部長くらいまでなった著者は、ソニーに入社したときに、井深大から「自分のためにならないと思ったときにはいつでもソニーを辞めてくれ」と言われたということを覚えていて、自分の気持ちに正直にソニーを辞めた。
そして、その後、ハローワークに通ったりしたときに、グーグルからお誘いがあり、グーグルの日本法人の社長を勤め、3年でやめて自分の会社を作った人の自己伝である。
会社にいたときに、アメリカの大学に留学した経験が、グーグルに入ることに大いに貢献したと思われる。ソニーが、留学経験を会社に生かそうとしなかったことが、辻野氏がソニーに違和感を感じることになった1つである。
すごい経験を持っているこういう人の自伝を、若い人は是非とも読んでほしいと思う。本来、仕事はこういう風にできればすごいなと思う。なかなかこういう人生を歩める人はいないけどね。
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