「私は男だ」「若いのだ」「中年だ」「老人だ」「私は課長だ」「社長だ」「部長だ」。よく考えて見れば、ぜんぶたいしたことではないでしょう?(p.54)そのとおり。そして、修行をしている人は、そういう悟りの境地(というほどでもないかもしれないが)に達している人もある。しかし、凡人は、ある程度、物資に恵まれていないと、なかなか難しいような気もする。逆に、凡人であっても、ある程度「物」に恵まれれば、達成可能なレベルのようにも思われる。
残念なのは、今の社会では、それほどの貧困ではないのに、こういうことに拘っている人が多いような感じもある。ものに拘る生活をある程度したら(そういう生活をせずにいきなりこういう気持ちになれればすばらしいが)、早く、達観できるようになることが幸せにつながるのかもしれない。などということを感じた。
おっと、この本のテーマは「怒らないこと」だ。悪いことをした人に怒らない。ではどうするか?これが難しいと思っていたら、この本に答えがあった。「無視する」ことらしい。なるほど・・・
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