2012年8月13日月曜日

夏目漱石「吾輩は猫である」、角川文庫

実は、少年時代、我輩は猫であるは読んでいなかったのです。最初の出だしだけは読むけども、あとの長い長い猫の語らいのような文章はなかなか読むには骨が折れるのですよね。
でも、今回、読破中です。雑煮の中にある餅を食おうとして、猫が四苦八苦するところなんか、腹の底から笑ってしまいました。「何でも知っているけど、知らない顔をしているだけ」みたいな猫だからこそ、人のような感情を猫にかぶせて擬人化しているのが面白いのですね。これが犬だったらこうはいかなかったかもしれません。

六十二で生きているくらいだから、丈夫と言わねばならない・・・時代を感じます。今だったら、六十二ではなく、九十二でしょう。

まだ途中ですが、記録しておきたくなりました。

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