2012年4月27日金曜日

五木寛之「下山の思想」幻冬舎新書

「トンデモ本」の部分が面白い。常識とは全く異なる説を唱える本のことだ。法然の「選択本願念仏集」が古今東西の「トンデモ本」の中で、最高、最重要な一冊だろう。
とある。おお!岩波文庫にあるではないですか!
でも、俗物の刺激の強いものに浸っている私が、こういう高級なトンデモ本を楽しむことができるのだろうか?

下山の思想の本そのものは、何事も右肩下がりの今の時代を正しく理解せよという本である。五木氏にとって、若いときは登山、年を取ってきてから下山というのが社会の状況だから、彼の成長とちょうど同じで、受け入れやすいのだと思う。私もそうだ。
それを考えると、今の若い人は、自分はこれからなのに、社会が下山状態というのは、とても気の毒に思える。そういう若い人から、新しい思想が生まれてくるのだろう。それに期待したい。

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