2011年6月27日月曜日

池上彰「伝える力」、PHPビジネス新書

この人は、ものを伝えるプロですね。さすが週刊こどもニュースを長年担当された方です。
自分が当然と思っていることが他人にはそうではないということは日頃から強く感じていることです。直前に読んだ、リンボウ氏の本と同じ趣旨の話も書かれています。
この本をバイブルとして、折に触れて参考にしていきたいと思います。

2011年6月25日土曜日

林望「「時間」の作法」、角川SSS新書

単なるハウツーものではない。リンボウ先生の処世術が盛り込まれていて、実に面白い。
やはりこの年になると、時間の使い方というものが気になるのですね。

ご参考までに、章立てをご紹介しましょう。
第1章 「忘れる」ことに備える
A4の紙を持ち歩いて、いつでもメモするという方法が紹介されています。
第2章 いかに迷わず「書く」か
年賀状も返事だけで数百通ですか。すごいなあ。
第3章 誤った「読み方」をしない
本の読み方のご紹介。
第4章 無駄なく「話す」こと
スティーブジョブズを取り上げ、リンボウ先生も原稿を読まない話し方をお勧め
第5章 「英会話」を最短で覚える
現地でアパート探しをすれば、英会話は身につく。
第6章 何事にも「凝らない」こと
仕事ができる人の机は片付いていなくて良いという安心するお話
第7章 「一日」の中で時間節約を重ねる
ヨーロッパで生活をした人らしい時間感覚です。
第8章 「人生」という枠で時間を見る
若い人に読ませたい章です。私くらいの年になると手遅れ?
第9章 身も心も「丈夫」であること
60代になった人らしい一章です。

2011年6月23日木曜日

曾野綾子「「いい人」をやめると楽になる」、祥伝社黄金文庫

別に不良になれという話ではない。いい人をやめるとは、自然体であるというような意味である。
人によっては、ここで書かれている「いい人をやめる」ことはかなり苦痛を伴うものかもしれない。
ますますこの人のファンになった。 自然体で生きたい。

2011年6月11日土曜日

石英輔「江戸人と歩く東海道五十三次」,新潮文庫

旅籠と木賃宿の違いを知った。考えてみたら、そういうことを何も知らなかったことを自覚した。
江戸時代、多くの人が伊勢参りに行っていたらしい。私の古里は山口だが、そんなところからも、伊勢に行っていたのだろうか。残念ながら、山陽道については何も書かれていないが、遠い昔のことに思いを馳せることができた一冊であった。